2020.07.30
腹帯(はらおび・ふくたいと呼びます)とトコちゃんベルトって何が違うの?という質問をよくいただきます。本日はその【違い】についてご説明いたします!
腹帯もトコちゃんベルトも、どちらも冷えに対しての保温効果があります。
しかし役割が違ってまいりますので、1つずつご紹介させていただきます!
その名の通り腹の帯、お腹に巻くものです。
“妊娠帯“とも呼ばれていて、ご妊娠5ヶ月頃からだんだん大きくなったお腹を下からすくうように支えてくれます。
日本では妊娠5ヶ月目の最初の『戌の日』に腹帯を巻き安産祈願を行います。
戌(犬)は多産でありながらもお産が軽いことから「安産の守神」として親しまれてきました。
長い歴史の中で伝えられてきた、日本ならではの風習で赤ちゃんの健康を祈願する行事の一つとされています。
○お腹を冷えから守ってくれる
→保温効果があり、赤ちゃんにより栄養が行き渡ります。
○大きくなるお腹全体を支えて、皮膚のたるみを悪化させない
→横向きになって寝るときにも支えてくれるので重みで寝にくい、ということも軽減してくれます。
○人ごみなど衝撃から赤ちゃんを守ってくれる
○安産祈願の際に使用(帯祝い)
(※帯祝い…安産祈願の儀式で、妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に腹帯に祈祷をしてもらい、それを妊婦さんが巻くことから「帯祝い」と呼ばれております)
☆お腹の大きさを選ばない、さらし・腹巻型タイプ
☆お仕事をしている方にオススメのガードルタイプ、
☆重くなったお腹をしっかり支えるベルトタイプ
などなど。
様々なタイプがございますのでご自身にあったものを選んでみるとよいとおもいます。
詳しくはこちら
①さらしの輪の部分を下にして1周巻きます。
②2周目からは手を添えながら折り返してお腹を下から上に持ち上げるように巻いていきます。
③最後はさらしの上の部分に折り込めば完成!
☆腰痛持ちの方は巻く前の姿勢が大切となります。
立った状態で、かかとを付けてつま先はこぶし一個分開ける。このときは骨盤がしまり、この姿勢で巻くのがベストです!
☆腰が痛い人は骨盤部分をしめるように下をキツく、上のお腹の部分は力を入れずに巻くと腰が安定するけどお腹は圧迫されないので苦しくなるかもという心配はありません!
☆巻き直さないさらしの巻き方は最初に巻くときはお腹よりも、骨盤から巻くように下の方から巻いていきます。(おしりの割れ目にかかると下過ぎかも!)
☆ゆるく巻きすぎないことも大事!
週数が早い時はまだお腹もあまり出ていないので、巻きにくいと感じる方もいらっしゃいますがお腹が大きくなると巻きやすくなってきます。
○締めつけすぎることで子宮内の血流が悪くなって、高血圧やむくみを起こす可能性が!
ですので、締めすぎには注意してください。
○夏場では暑苦しくてお腹がむれてあせもになる方や、お腹が張りやすくなるなどが気になる方も!
そのようなときには、症状にもよりますが後程紹介するトコちゃんベルトもオススメです!
こちらは、腰に巻くイメージの付きやすい腰痛のベルトなどとは違い、少し下の骨盤に巻くものとなっています。腰の痛みや恥骨の痛み・骨盤のぐらつきをサポートしてくれるベルトです。
ご妊娠されますと、産道を開いて赤ちゃんを産みやすくするためのホルモン(リラキシン)が出ます。そのホルモンは、筋肉や靭帯を緩める働きがあると言われています。その影響により骨盤が広がり、お尻まわりや腰まわりの筋肉に負担が生じます。他にも背中やお腰の痛みの原因にもなってしまうんです・・・。
ピキッとする腰の痛みやお尻のつらい痛みは妊婦さんなら一度は経験する症状うちの一つではないでしょうか?
そんな、広がりすぎた骨盤をしっかりとサポートして骨盤のケアをしてくれるのが、このトコちゃんベルトです!
骨盤のケアと一緒に妊娠中から産後のこんなことまでケアしてくれます!!
○産前産後の骨盤を支えてくれる
妊娠中の骨盤サポートはもちろんですが、産後の骨盤が気になる方は多いと思います。このトコちゃんベルトをつけていたかいないかで産後、骨盤の戻りにもとっても差が出て来るといわれています。
○腰痛や恥骨痛を軽減してくれる
○尿漏れの予防をしてくれる
妊娠中は、週数が進むにつれ、赤ちゃんの成長とともに大きくなった子宮が膀胱を圧迫することで尿漏れを経験する方が多いようです。産後の尿漏れの原因と言われているのが,産後骨盤底が下にたわんでしまい尿漏れを経験する方が多くいらっしゃいます。
○お腹の左右のバランスが均等になる(お腹の丸みが均等になります)
○トコちゃんベルトは骨盤を支える目的なので切迫早産予防になります!
このような効果があることからトコちゃんベルトがとってもオススメです。
・下がった子宮などの内臓を「あげる」
・ ゆるんだ骨盤を心地よい位置と強さで「ささえる」
・ ゆがんだ骨盤や筋肉を「ととのえる」
これら3つをできることから繰り返し、毎日続けることを “骨盤ケアの三原則” といいます。
骨盤ケアの三原則を毎日の習慣にして、ゆるみ過ぎないようにすることが大切です。
トコちゃんベルトを持ってるけど着ける位置が不安。合ってる気がしない…という方にご説明いたします。ベルト装着の際に大事な骨が2つあります。
①「大転子」こちらの骨は、立った状態で手を太ももに沿わせながら上がると最初にぶつかる骨です。足踏みをするとコロコロと動くような感覚の骨になります。
②「上前腸骨棘」こちらの骨は「こしぼね」というと分かりやすいのではないでしょうか?お腹が大きくなってきた方は寝っころがると分かりやすいです。
上記の骨の間にトコちゃんベルトがくるのが正しい位置です。
☆こしぼねの上にベルトが来ないようにしましょう。
A、はい。お腰がどうしてもお辛いときはつけて寝ても大丈夫です。ただし苦しいときには少しだけゆるめてくださいね
A、そのようなときには、ベルトを少しだけ緩めて、立つときにしめてみてください!
A、丈の長いタンクトップの上などから着けてその後にショーツを履いてみてください。
お手洗いの時には上にずらして、終わったらおしりを上に持ち上げながらベルトを下に戻してください。
A、はい、出来ます。
服の上から着けるのであまり汚れるご心配はございませんが、気になるようでしたら手洗い洗濯をしてください。もし、ご面倒かと思われる時には粘着力が下がるため洗濯ネットにいれてお洗濯してください。
この他にも気になることわわからないことは是非スタッフにお尋ねくださいませ。
トコちゃんベルト公式サイトはこちら
天使のたまごではしっかりと研修を受けたスタッフがクライアントさまひとりひとりに合ったサイズをお測りし、マンツーマンでつけ方のご指導もさせていただきます。
もちろんご購入もできますので、いつでもお問い合わせくださいませ。
※ご予約が必要です(オンラインからでもご予約いただけます)
※ご案内料金は無料です