2019.11.11
天使のたまごでは、妊娠中の特有のお悩みを抱えた方がいらっしゃいます。
その中でもよくあるつわりについて説明・解消方法をお伝えいたします。
ご妊娠されますと、多くの方が体験する「つわり」。
つわりは妊娠初期の症状の1つで、妊婦さんの約8割が経験するといわれています。
つわりは、気持ち悪くなる、急に吐く、という症状を思い浮かべる方も多いと思いますが、 実は他にも様々な症状のつわりがございます。
吐きづわりは、気持ち悪さが続き、食べたら吐いてしまうつわりです。
気持ち悪いなぁ・・・という胃のむかつき感のみの方もいらっしゃれば、気持ち悪くなった瞬間に吐いてしまう方、何をしていても吐き気が収まらず1日中トイレに篭ってずっと吐いてしまう方など、症状は様々です。
症状が重い方ですと、全く食べ物がのどを通らず、口に何か入れただけでもえづいてしまうので、歯磨きや、水分補給も思うようにいかないケースもございます。
嘔吐をくり返すことで、身体の水分が出てしまい、脱水症状を起こすこともあります。
妊娠初期はとてもデリケートなので、吐き気は、外から入ってくるものに対して赤ちゃんが警戒しているため起こるとも言われております。
赤ちゃんに栄養を送らなきゃいけないのに、食べられないなんて、、とご自身を責めてしまう方もいらっしゃいます。しかし、このつわりの時期は母体から栄養を送る器官が完成しておらず、赤ちゃん自身も栄養がたくさん入った卵黄嚢を持っているので、無理に食べなきゃ!と焦らなくても大丈夫です。
つわりの中では1番お辛いケースですので、周りのサポートが必須です。無理をせずに安静第一にしましょう。
吐きづわりとは違い、食べても食べても食欲が止まらず、お腹が空くと気持ち悪くなるつわりです。
空腹がトリガーになるので、お腹が空かないようにずっと何かを食べなくてはならず、ファーストフードのような脂っこいもの、麺類だけ、ゼリーやアイスばかり食べたくなる症状が起きます。
しかしその分、必然的に体重増加にも繋がります。妊娠中は体重増減にも気を配らなければいけないので、体重増えたらどうしよう、でも食べないと気持ち悪いし、という葛藤されることもしばしば。
この食欲は、ストレスによるものや、ホルモン、低血糖によるケース、ママもっと食べて!という赤ちゃんのサインと言われております。食べることに罪悪感があるとさらに食欲が増してしまうので食べたいものを食べたいだけ食べましょう。
もしそれでも気になる!とのことでしたら、低カロリーのもの、食物繊維などお腹に溜まりやすいもの、アメやガムを常に口に含むなどもオススメです。
つわりが治まった後にお悩みが続く方も多い症状のひとつです。
何をしてても、よだれが出続けるつわりです。
吐きつわりと混合で起きることがあり、時間帯や体調によって量やねばねば、さらさら、あわあわのように質が変わったり、ひどい時は寝るとき止まらないので睡眠不足になることもあります。
よだれを飲み込むと気持ち悪くなってしまうので、ペッ、ペッ、っとペットボトルに吐いたり、ティッシュとビニール袋を常備している方もいらっしゃいます。
唾液は消化を助ける意味でとても重要ですが、よだれづわりの困ったところとしては、意識すればするほど多く出てしまうことです。
また、唾液が出続けるストレスだけではなく、妊娠による味覚の変化により、唾液が不快に感じたり、唾液の匂いにも敏感になっています。
よだれがつわりは長引くケースも多く、症状としてはとても頑固です。
夜だけではなく、日中・お仕事中でも眠くなってしまうこと。
けだるさが続いていたり、また、寝てしまいすぎて頭痛などを感じる方もいらっしゃいます。
いつも気にならないような香りに対しても敏感になり気持ち悪くなってしまう症状のことです。
普段から不快に感じるような香りだけではなく、お味噌汁やごはんを炊く香りなど、日常生活で避けられない香りに敏感になってしまったり洗剤の香りも苦手に感じてしまいます。
つわりは妊娠5週頃から始まり、8〜11週をピークに12〜16週頃まで続く方が多いようです。
ご妊娠が判明し、つわりになり、ピークを迎えその後は調子の良い日悪い日と波が出始め、徐々に治っていく傾向にあります。
中にはピークを迎えある日突然ピタッと止まる方も。
しかし、個人差も大きく、全く症状のない方もいらっしゃれば、出産までずっと続く方もいらっしゃいます。
つわりは妊娠初期の特有の症状ではありますが、ケアによっては症状を和らげ、なるべく長引かせないようにすることができます。
今さえ耐えれば、、と我慢せずにしっかりケアをしましょう。
ここではつわりのセルフケア方法をお伝えします。
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つわりの原因は様々なことが考えられますが、東洋医学の考え方としては、胎熱が関係していると言われております。
赤ちゃんの発する熱が胃に篭り、その熱が胃の内容物を押し上げることで、気持ち悪さや嘔吐につながります。
そのため、上半身が火照り、反対に足元やお腹が冷えてしまっている方が大変多いです。
そんな時は、篭った熱の巡りを良くすることがとても大切です。冷えた足元は温め、熱が篭っている上半身は風通しを良くし、涼しくしてみてください。
妊娠中は「冷やしちゃダメ!」と頑張って温めてしまう方もいらっしゃいますが、つわりの期間だけはかえって悪化するケースもあるので、ご体調を確認しながら温めてみましょう。
胸元がムカムカする場合は、アイスノンを当てたり、冷えピタもオススメです。
また、気持ち悪さが辛いとついつい体を丸めがちになってしまいますが、そのポーズは胃が圧迫されてしまい、吐き気がより強く出てしまうこともあります。
深呼吸をするように胸を開くポーズを意識してみてください。
つわりには「内関」と呼ばれるツボがとても効果的です。
もともと乗り物酔いでも有名ですが、内関のツボは自律神経の乱れを整え、精神的に不安定な状態を安定させる効果があります。 消化器系の症状の改善にも抜群で、消化器機能を整え、吐き気を抑えてくれる働きがあり、当院でつわりでお悩みのクライアント様に大活躍のツボです。
ツボ押しには、パイオネックスやこりスポットというアイテムを使うと簡単にできます。
【パイオネックス】 パイオネックスは小さな鍼がシールに付いている形となっておりますので、それを目的の場所にペタッと貼るだけなので、とても簡単にホームケアができます。 とても短く小さいのでほとんど痛みはありませんし、貼っても違和感はございません。 ぜひお家でもホームケアとしてお試しください。
つわり中は食べ物や飲み物がうまく取れないかも多くいらっしゃいます。
妊娠中、1日に必要な水分量は1.5ℓ〜2ℓ程度と言われています。
水分補給をしっかりしないと脱水症状を起こしてしまう可能性があるため、適度な水分補給は欠かせません!
口を潤すだけでもいいのでちびちびと少しの量ずつ水分補給をしましょう。
一気飲みは調子が良い日でも吐き気が悪化する原因になるので注意です。
○炭酸飲料
「炭酸の泡が口の中や胸のムカムカをスッキリさせてくれるような気がする。」などと言った妊婦さんの声もあります。
しかし、炭酸水の中にはカフェインが含まれているものもありますので、飲み過ぎには気をつけてください!
○スポーツ飲料水
つわり中は脱水症状にもなりやすいので、ビタミンやミネラルなどの栄養を豊富に含むスポーツ飲料もおススメです。
○ジュース
自分の唾液まで不愉快に感じてしまうなかで、グレープフルーツジュースなどのさっぱりとした飲み物は飲みますいようです。
※上記すべての飲み物には糖分が含まれているので、飲み過ぎには気をつけてください。
つわり中でも飲みやすい、当院のオリジナル漢方ハーブティもオススメです。鉄分やミネラルなどが豊富な東洋ハーブと西洋ハーブを配合たノンカフェインのハーブティーです。 ほんのりミントの香りがあり、清涼感のある爽やかな朝スッキリとした味わいです。 つわり中はお水も飲めない...という方も多いかと思います。 こちらはつわりの方でも飲みやすいようブレンドし、口の中や胃がスッキリするんです。 カフェインが入っていないので、妊娠中にも安心してお飲みいただけます。
・氷(氷の冷たさなどで吐き気が軽減されるという方も)
・フルーツ(バナナなどはビタミンB6やビタミン12・葉酸・ビタミンC・カルシウムなどが含まれているためおススメです。
匂いが苦手な方は凍らせてみてください。)
なども水分を摂取できるので、ぜひ試してみてください。
つわりにより、吐き気だけでなく味覚も変化してきます。自分に合った飲み物を見つけてみてください。
天使のたまごでは、産婦人科医の顧問のもと、つわりが辛くなる妊娠初期からの治療をさせていただいております。
お一人おひとりと向き合い、症状や睡眠、食事などを細かくお伺いさせていただきます。
その上でWHOでも適応性が認められているつわりに効果的な鍼治療を中心にオイルマッサージや指圧を用いて吐き気や気持ち悪さを軽減するとともに、胃腸の調子を整えることができます。
天使のたまごでのオススメコースは、鍼灸オイルマッサージです。
つわりに対しての鍼治療は、WHOでも認められており、特定のツボを使用することで吐き気を抑えることができます。
また、胃や腸などの内臓機能を高める治療をすることにより、その後もつわりの吐き気予防効果を長続きさせることができます。
オイルマッサージでは、筋肉の緊張をじわーっと緩めていくことができます。
つわり期間中は香りが苦手になる方もいらっしゃるので、その場合は精油を使用せずにキャリアオイルのみで施術をおこなうことも可能です。
つわりを抑えるためには、個人差もございますが1週間に1回ほどの来院ペースをオススメしております。
もしくは「気持ち悪くなりそうだな」と思う前にいらっしゃっていただくことが多いかとおもいます。
個人差がありますので、担当させていただきましたスタッフとご相談くださいませ。
1日1日を過ごすだけでもお辛いつわり。
実際につわりでご来院される方は、気持ち悪さやお辛さから、お顔付きが暗く前かがみのお姿勢で歩くのもやっとなご様子の方もいらっしゃいます。
そこで当院では、お辛い症状をお伺いし、良い方向へ働きかけるツボと消化器に関係する自律神経を整えする施術をさせていただきます。
すると、初めはお話しするだけでもお辛そうでしたお顔付きが一転、鍼でつわりが和らぎ「すっきりしました!」と晴れやかな表情になられる方が多いです。
お帰りの際も前かがみだったお姿勢が、すっと真っ直ぐになり笑顔も見られるようになります。
「つわりがひどかったので、治療出来る場所を探して、こちらにきました。
マッサージしたあとは、少しつわりが軽くなりごはんが食べられるように。
ゆっくり寝られるようにもなりました。
出産前まで定期的に通いたいとおもいます。」(nana.yさま)
「つわりがひどいときに知って、よくお伺いしていました。
どの方もとても丁寧で、店舗も清潔で、マッサージにすごく癒やされていました。
鍼は初めてで不安だったのですが、つわりに効果があって、やみつきになりました!」(もかさま )
嬉しいお声をたくさんいただき、妊婦さんのためのに頑張る天使のたまごスタッフ一同として本当に喜ばしいです。
つわりのあまりのお辛さから、妊娠したこと自体を後悔される方もいらっしゃいます。
天使のたまごでは妊娠初期のつわりがお辛い時期からしっかりとサポートさせていただいています。
人生で最も大きな出来事の一つのマタニティライフです。
つらさを我慢せず、お母さまにとって快適にお過ごしいただくためにも、いつでも天使のたまごにご相談下さいませ。