2019.12.23
お腹の中で成長している胎児は、28週以降となると頭が重くなり自然と下の方を向いていきます。
それとは逆に、赤ちゃんの頭が上の方に向いている状態のことを逆子と言います。
妊婦検診のエコー検査でで28週以降からその状態が見られますと診断されます。
逆子は妊娠中期(27週未満)では20~30%、妊娠37週で3%と自然に治っていくケースが多いです。
しかし、胎動も増え順調かと思いきや、検診で逆子と診断されると驚きますよね。
参考:https://medicalnote.jp/contents/151126-000017-MRUBYE
逆子になる原因として、詳しくは原因不明と言われております。
しかし、逆子になりやすい傾向がございますので、詳しくご説明させていただきます。
・胎盤の位置(前置胎盤や低値胎盤など)
・子宮(奇形や子宮筋腫など)
・骨盤(骨盤自体が小さいなど)
その他にも双子など多胎妊娠だったり羊水の量の問題だったり…
・低出生体重児(妊娠後期になっても比較的自由に子宮内で回転するため)
・双子や三つ子などの双胎、多胎妊娠(どちらか片方の胎児が逆子になるケースが多くある)
・胎児の位置(足がまっすぐになってしまったり骨盤にお尻がはまってしまったりすると身動きがとりづらい)
その他にはへその緒が絡まってしまい動けなくなってしまうなどもございます。
参考:https://medicalnote.jp/contents/151126-000017-MRUBYE
妊娠後期の時期は特に足元や下腹部、お尻周りが冷えやすいです。
赤ちゃんは脳など重要な器官がある頭が大事なので、頭を温かい方へ向けるといわれております。
お母さんの足元やお尻、下腹部に冷えがあると頭を下に向けず、上を向いて逆子になってしまうと考えられております。
お母さんと赤ちゃんの繋がりはとても強いものです。
仕事や家事、育児などで忙しくされていたり、精神的にも疲れが溜まってしまうとお腹も張りやすくなり、赤ちゃんに緊張が伝わって逆子になりやすいと考えられております。
当てはまるものもいくつかあったのではないでしょうか?
西洋医学的ポイントが当てはまりましたら、お医者さまとしっかりお話をし、ご相談の上で納得のいくケアをしてい来ましょう。
東洋医学的ポイントが当てはまりましたら、比較的ご自身の性格やケアでも問題ありません。
逆子ちゃんと診断されたお母さまは、時にはご不安になり、ご自身を責めてしまう方も多くいらっしゃいます。
しかし、逆子は4人に1人は診断されるほど確率が高く、誰でも起こりやすい症状です。
慌てず落ち込まず、赤ちゃんとじっくり向き合い、お母さまのリラックスの時間なんだ、ととらえていただければと思います。
逆子ちゃんの原因が東洋医学的ポイント(「冷え」や「ストレス」)の場合、お腹やお足元の冷えを温めて、お腹の緊張を緩めてあげることがとても大切です。
お灸には、ヨモギの薬効成分と熱の力で温め、痛みをとり冷えやストレスを改善してくれる働きがあります。
お家でも気軽にケアができるカマヤミニや太陽灸などもありますので、ぜひお試しください。
お灸だけではなく、
足首やお腹周りは冷やさないよう腹巻やモコモコの靴下で覆ったり、
服を重ね着したりなど、普段から意識してみてくださいね。
また、お腹の張りを強めないように穏やかに過ごすことも大切です。
仕事や家事育児で忙しいとお腹が張ってきませんか?
お腹の張りは赤ちゃんからの「ママ休んで!」のサインとも言われております。
お腹の張りがあると赤ちゃんのお腹の中で回るスペースが狭まってしまいますので、疲れたな〜と思ったら無理をせず休んでみてください。
お灸は冷えているところに置くだけでも効果がありますが、
お身体にぴったりな“ツボ”に使うことでもっとパワーを発揮することができます。
逆子ちゃんにはいくつか効果のあるツボがございますが、
今回はその中でも施術中に効果のあった2つをご紹介いたします。
この2つはとてもオススメなツボなので、ぜひお家でもお灸やツボ押しをしてみてくださいね。
お灸はタイプにもよりますが、注意点としては“熱いのを我慢しないこと”です。
熱い方が効いてる!と思われがちですが、ご妊娠中は危険です。
ご妊娠中は肌が敏感で、お身体ものぼせやすく、火傷しやすいため、熱くなりましたら我慢せずにすぐに中止してください。
また、我慢はお母さんにとっても、赤ちゃんにとってもストレスになり、逆効果になります。
心地よい暖かさを感じながらリラックスし、赤ちゃんとのコミュニケーションのひと時をお送りくださいませ。
至陰はお姉さん座りでカマヤミニスモークレス、三陰交はあぐらで火を使わない太陽灸がオススメです。
ツボ押しの場合は、親指の柔らかい腹の部分で2〜3秒押すのを、1日5〜10回ほど繰り返してみてください。
痛気持ちい強さがオススメです。
ケア方法はいかがでしたか?
全部行う必要はございませんので、ぜひできることからお試しくださいね。
しかし、セルフケアといっても、セルフケアが苦手な方、なかなか効果の出ない方、お灸が初めてな方、そもそもお忙し過ぎてできない方も、もちろんいらっしゃると思います。
そのような時、オススメな方法がもう一つございます。
それは、、、
セルフケアが苦手な方、1回プロの施術を体感されたい方は、天使のたまごのマタニティケアコースがオススメです!
当院では冷えと、ストレスケアは大得意です。
逆子のケアは鍼灸とはとっても相性抜群です。
お一人お一人に合わせて至陰や三陰交の他にも逆子に効果のあるツボを選び、冷えている所を中心にお灸を使って施術をさせていただきます。
当院では心地よい温かさを感じてリラックスいただけるようなお灸を使用しております。
熱いのを我慢したり、やけどの心配はないので妊婦さんでもご安心してお受けいただけます。
身体の芯からポカポカ温まりますよ。
また、鍼は自律神経を整え、筋肉の凝りによる冷んやりしたお身体の改善が可能です。
鍼灸と同時にさせていただくマッサージは、心地よいタッチでこわばり疲れたお身体をほぐし、リラックス、ストレスケアに効果があります。
治療とリラックスが融合した逆子のケアを受けたいという方は、ぜひご体感くださいませ。
鍼治療の活躍はNHKのガッテンでもとりあげられてます。
:http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20190220/index.html
天使のたまごでは、さまざまな産婦人科さまやクリニックさまと医療連携をさせていただいております。
逆子も現場では妊娠中の主訴で1,2を争うほどで、『逆子だから鍼灸を..』というドクターからのオーダーはとても多く、ほとんど逆子の治療しかしない日もあるほどです。
そのような逆子の治療に取り組む中で、今回医療連携をさせていただいておりますクリニックのドクターからご連絡いただきました。
内容は逆子の鍼灸治療への絶賛のお言葉です!
クライアント様からの口コミ
28週から逆子判定となりますので、ぜひ早いうちから施術をさせていただきたいのですが、なかなかタイミングがなく35週に初来院、という方からのご感想です。
もう産まれそう!という大きさになっている37週でも、赤ちゃんの大きさや位置によってはもちろん回ることもありますので、諦めずにしっかりご自宅でもホームケアをおこなってくださいね!
私たちもできる限り赤ちゃんが回ってくれるうように治療を施しますが、ママがホームケアを地道にコツコツと続けてくださったおかげで治ったのだとおもいます。
その後無事に自然分娩にて出産を終え、HappyMama’sDayというサービスを利用して赤ちゃんに会えたときは、本当に嬉しくなりました!!
なにより母子ともに元気に産後を迎えられるのが嬉しいですよね。
天使のたまごでの逆子治療は、お灸だけではなくオイルマッサージも使用し「治療とリラクゼーション」が体感できる治療方法です。
ご来院される方の8割が「鍼が初めて」という方ですが、皆様終わったあとには『とても気持ちよかったです!』とおっしゃってくださいます。
逆子の治療は、お灸をメインで使用するのですが「うつぶせまくら天使のたまご」を使用し、うつぶせにて腰回りの施術をするだけでも、おなか・背中がゆるみ赤ちゃんが動きやすくなります。
仰向けになったときには『あ、まわってる!』ということも。
お灸は赤ちゃんにこちらが下だよ〜頭はこっちだよ〜と教えてあげるために、通常よりすこし熱めに感じてもらうようにしています。
ですがアロマトリートメントを施すことでリラクゼーション効果もあるので、皆さまのご感想は『気持ちよかったです』が多いのかもしれません^^
そして、どうしても物理的な問題で逆子が治らない場合ももちろんございます。
そのようなときは、ご自身責めず、
『頑張った』『しっかり向き合った』『できる限りのことをした』『やり切った』
とご自身をほめていただき、その状態の赤ちゃんを受け入れてあげてくださいね。
もしかしたら、逆子でいる方がが赤ちゃんが落ち着いていられる状態で、このままでご出産を迎えたいサインということもございます。
どんな形であれ、赤ちゃんとお母さまが無事にご出産を迎えられることが1番良いご出産です。
逆子と診断されましたら焦らず、ご不安なことや分からないことなどどうぞお気軽にご相談くださいませ。