2022.06.08
妊娠してから、なんだかむくみがひどいかも…?と気になっても、病院で見てもらえる機会も少なく、どうすればいいかわからないですよね。
今回はそんなむくみの原因や対策についてお伝えしていきます。
むくみが起きやすい妊娠中の身体。
その理由は週数によって異なります。
まず、初期から中期にかけてのむくみはホルモンバランスが変わることが大きな要因です。 妊娠するとプロゲステロンというホルモンが多量に分泌され、栄養を蓄える働きをしますが、同時に水を皮下に溜め込む作用も強くなってしまいます。このプロゲステロンは、出産まで分泌されるため、後期までむくみの原因となります。他にもつわりがひどくなったり、仕事を休んだりすることにより、運動量が減り、心臓に血液を戻すふくらはぎのポンプ作用が低下してしまうことが、むくみの原因になることがあります。
中期から後期にかけてのむくみは、お腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれ、足から心臓へ戻る血管が圧迫されるのが主な原因です。お腹が大きくなっていくと、足の付け根の鼠径部にある大きな血管やリンパ節が圧迫されやすくなります。そうすると血液が足から心臓へ戻りにくくなってしまい、足に血液が溜まりやすくなります。
以上のように、妊娠してむくんでしまうのはホルモンの影響やお腹の圧迫によるもので、正常な変化です。しかし、妊娠高血圧によるむくみは注意が必要です!
妊娠中、血圧は非妊娠時に比べ軽度低下するのが正常です。
しかし何らかの原因によって血圧が上昇し、血管障害や臓器障害が引き起こされかねない病態を 妊娠高血圧症 といいます。
かつてはむくみがこの妊娠高血圧症の診断基準に含まれていました。しかし、妊娠するとほとんどの人がむくみの症状がでること、むくみがあっても赤ちゃんには影響しないことなどから、現在ではむくみは診断基準から外され、蛋白尿を伴っているかどうかなどが妊娠高血圧症の診断基準となっています。
とはいえ妊娠中のむくみが正常範囲内なのか妊娠高血圧症によるのかは心配になってしまいますよね。
妊娠高血圧症の特徴は以下の通りです。
・血圧が140/90mmHg以上
・手足の痺れ
・手のむくみ
・急に悪化するむくみ
・頭痛
・めまい
・ふるえ、痙攣症状
・呼吸困難
・急な腹痛
・急激な体重の増加
・片方の脚だけのむくみで、むくんでいる部分に熱感や痛みがある
その他、気を付けるべきむくみかどうかを簡易的に判定する基準を紹介します。
参考:stemcell
妊娠時にむくみが出やすいのは、下半身や、足先、指先などの末端です。
一晩寝れば治ったり、動かしていれば治るようであれば問題はありません。
注意すべきなのが顔のむくみです。
顔に出るむくみは、心臓や腎臓に持病がある方などに出やすい病的な症状です。
靴が履けなくなるような強いむくみ、指で押してなかなか元に戻らないむくみは病気が隠れている恐れがありますので、お医者様に相談してみてください!
正常な範囲のむくみであれば、以下のようなケアでむくみを抑えることができます。
・水をたくさん飲んで利尿作用を上げる
・ふくらはぎを動かしたり、マッサージを行い、足のポンプ作用を高める
・足の付け根が締め付けられる服装を避ける
・寝るときは体の左側を下にし、心臓に戻る血管を圧迫しない姿勢で寝る
以上のような日頃から取り入れやすいセルフケアをしつつ、以下のように食べる物も意識してみましょう。
むくみに1番オススメなのは、カリウムを含む食材です。
カリウムには、体外に余分な水分を排出する働きがあります。
またカリウム同様、水分の排出を促すビタミン群や腸内環境を整えてくれる食物繊維も大切です。
〈カリウムを多く含む食材〉
アボカド、海藻類、ほうれん草、きゅうり、ナッツ類、バナナなど。
〈ビタミンを多く含む食材〉
レバー、赤身の魚、イチゴやキウイなどのフルーツ
〈食物繊維を多く含む食材〉
きのこ類、さつまいも、玄米、ごぼう、こんにゃく、納豆
また天使のたまごでは、利尿作用があり、妊娠中のむくみに効果的な漢方ハーブティー、恵をお出ししております。 老廃物をため込まず、子宮や卵巣に栄養を送り、妊娠しやすい体作りをするために子宮環境を整えることを考えて作ったノンカフェインのハーブティーです。
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Q. 結婚指輪はいつ外すべき?
A. 妊娠後期はむくみだけでなく体重増加によって指が太くなり、指輪をつけっぱなしにしているとめり込んで外せなくなってしまことがあります。指輪で指が締め付けられると血流が悪くなり、痛みを常に感じるようになったり、最悪の場合指が壊死してしまう可能性もありとても危険です。指輪は外せなくなる前に外しておきましょう。
Q. 水分をたくさんとったら、その分むくんでしまう気がします。
A. 水分をとらないと、その分体に水分を取り込もうともしてしまいます。しっかり飲んで、しっかり出すという体の循環をよくしましょう。1日の水分摂取目安量は1.5リットルです。水分を取るのが苦手でしたら、お野菜やフルーツにも水分がたっぷり含まれているので、そこから補給してみてください。
Q . 妊婦さんはヒール履いちゃダメ?
A . ヒールを履くこと自体は問題ありませんが、つま先立ちになるとふくらはぎの筋肉が常に緊張状態となり、血流が悪くなりむくみを感じやすくなることがあります。また、赤ちゃんが成長するごとにどんどん前重心になっていきますが、ヒールを履くとより前重心となりバランスを崩しやすくなってしまいます。妊婦さんは転倒の恐れも有りますので、階段を使う際は手すり側を利用するなど十分に気をつけてオシャレを楽しんで下さいね。
天使のたまごの施術では、むくみに効果的な足のツボを用いたり、足や腰周りにお灸を置くことで血流を改善することができます。
オススメは豊隆という足のツボです。体の水分代謝をよくする効果が期待できます。
外くるぶしとお膝の間あたりを気持ち良いくらいで押してあげたり、温めてあげるのがオススメです。
また施術中に精油を使用させていただきますが、むくみに効果的な【滋潤】(ジジュン)【利湿】(リシツ)といったお香りもございます。多くのクライアント様にスッキリしたとご好評いただいております。
天使のたまごでは、むくみひとつでもクライアント様に合わせてオーダーメイドの施術を行っております。
お電話のお時間がない方でもLINEでご相談やご予約を承っております。
気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。