2019.12.22
みなさまこんにちは。
本日は、産後のママさんが誰しも気になる母乳トラブルについてのお話しです。
産後ママお悩みの母乳トラブルで主なものは、
・母乳がでない
・乳首が痛い
・赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれない
・しこりができた、繰り返している
・乳腺炎になった
などがあげられます。
赤ちゃんの為にも、予防や早く治したいですよね。。。
母乳の仕組みやよく聞くQ&A、母乳トラブルに良いセルフケアについてお話させていただきます。
母乳の準備が始まるのは、実は妊娠中から。
妊娠中に胸のサイズが変わるというお話はよく聞きますが、妊娠中から乳腺の発達や乳汁が作られるなど、母乳の準備が始まっているからなんですね。
出産後のホルモンの影響により、妊娠中以上に母乳が作られ、分泌されるようになります。
授乳はママと赤ちゃんにとってのコミュニケーションとも言われますが、その他にもママと赤ちゃんによって別々の効果もあります。
・産後の子宮復古を促す
・妊娠前の体重に早く戻ることができる
・ストレスへの耐性が増す
・卵巣がんと閉経前の乳がんのリスクが低下する
など。
・感染症の発症リスクが低下する
・消化、吸収、排泄機能に適している
・消化管の成長と腸内細菌叢の形成を促す
など。
ママにとっても赤ちゃんにとっても母乳が素晴らしいものではありますが、「母乳で育てなくては」と思うあまり、プレッシャーやストレスを感じてしまうママも多いのではないでしょうか?
「ママも赤ちゃんも幸せで子育てができる。」まずはそれが第一です!
参考:母性看護学総論、株式会社ポーラスタァ「ママのための産後すぐから2か月間の本」
A.出産すると母乳は自動的に出てくると思っているママも多いと思いますが、実はそうではありません。
妊娠中から母乳を作る準備は始まっていますが、赤ちゃんに吸ってもらうことで母乳をつくる「プロラクチン」と「オキシトシン」というホルモンが出るようになっています。
ですので、産後すぐ母乳が出なくても心配ありません。
母乳を出すコツは赤ちゃんに何回も吸ってもらうことですので、母乳が出ていなくても吸う回数を増やすことが大切です。
産後すぐは1日15回以上になることもあるので大変だと思いますが、数か月経つと赤ちゃんのリズムとママの母乳の量のバランスがだんだんと整ってきます。
また、ママと同じく 赤ちゃんも母乳初心者です。
吸うのが上手ではない赤ちゃんもいますので、母乳が軌道にのるまでは お互いに練習期間だと思いましょう。
A.初めて授乳するとき、赤ちゃんの乳首を吸う力にビックリするのではないでしょうか?
実はシェイクを吸い上げるほどの力で赤ちゃんはしっかり吸うことができます。
ですので、乳首を浅吸いさせず深く くわえさせてあげた方が赤ちゃんも乳首を吸いやすく、ママの乳首の負担も少なくなります。
ママの姿勢も胸を反らし、赤ちゃんが覆いかぶさるくらいで大丈夫です。
また、角度を変えてあげると乳首の負担のかかり方も変わりますので、縦抱き・横抱き・フットボール抱きといろいろな姿勢であげてみましょう。
それでも痛みが出る場合は乳首を保護する乳首保護器(ニップル)を使ったり、専用オイルで保湿するとよいでしょう。
A.母乳がたくさん出るママは、授乳時間があいてしまうとおっぱいがパンパンにはったり、岩のようにかたくなって痛みや発熱してしまうことがあります。
まだ痛みの出始めであれば、赤ちゃんに吸ってもらうことで改善しますが激しい痛みや発熱を伴う場合は産科や母乳外来を受診しましょう。
家でできるホームケアは、とにかく冷やして熱を冷ますことが大切です。
洗面器に冷水を入れてペパーミントかラベンダーの精油を1~2滴加えて冷たいおしぼりを作っておっぱいを冷やしてあげると熱が落ち着くのでおススメです。
母乳は血液から作られるため、血行を良くすることがとても大切です。
特に抱っこや授乳によって凝り固まりやすい首肩まわりをほぐすことがとても大事なのですが、自分でマッサージするのは難しいですよね。
こちらではご自宅でも簡単に使えるツボを紹介してまいります。
母乳に関係するツボを押すことで血行を良くしていきましょう。
ツボの位置:鎖骨と方の骨の間にあるくぼみから、指1本分ほど下にいったところにあります。
母乳に繋がる動脈を刺激し血行を促進、母乳の出を良くする効能が期待できます。(咳でつらいときに刺激するのもおすすめ)
熱を取り去ってくれるツボで、乳腺炎になってしまったときにおすすめですが、乳腺炎の予防としてもぜひご使用してくださいませ。
指にあるツボなので自分でも押しやすいかと思います。
どちらのツボも、3秒押して、ゆっくり離す。それを何度か繰り返してください。
強さは気持ち良いくらいの強さです。
ぜひお時間を見つけて試してくださいね。
産後ママさんへオススメのツボが他にもございます。
天使のたまご代表の藤原が監修しておりますのでこちらもぜひご参考にしてみてください
産後は出産時のお疲れや育児、家事などママのお疲れも溜まりがち。
上半身のストレッチや肩甲骨を動かす体操などもおススメですが、やっと手が空いたころにはママも少し休息をとりたいですよね?
セルフケアでおススメのツボ押しはもちろんですが、マッサージなどプロの手にかかることも大切です!
母乳を出やすくするポイントはたくさんありますが、やはり即効性があってオススメなのは肩周りのコリを取ること!!
母乳は血液から作られていますのでリンパや血液の流れをスムーズにすることがとっても肝心なのです。
当院でオススメのコースは、お初めての方限定のトライアルコース!!
産後の骨盤矯正も一緒にケアできるコースでボディは50分・70分・90分・120分と4コースありますが、特におススメなのは90~120分のコース。
お胸の張りが気になる方も安心して受けれるうつ伏せ枕を使用いたしますので、ご来院中の方にも大変喜ばれています。
【鍼・灸・オイルマッサージ・指圧マッサージ】を組み合わせてオーダーメイドでできるコースで、産後の骨盤が気になる。。。!!という方にも嬉しい、お時間内のオプションとして骨盤矯正もご利用いただけます。
煙が出ないのでご自宅でも安心して使用することができます。
血行には「冷え」も大敵!
全身の血流が悪くなると母乳の分泌は悪くなってしまいますので、しっかりと体を温めるようにしましょう。
お灸は身体の奥まで温めてくれるので特に寒くなってくるこれからの時期におススメです。
他にも、火を使用しないお灸や、レンジであたためるだけで作れるホットタオルを肩にかけるのもセルフエアにおススメのアイテムです!
肩周りや肩甲骨など母乳や肩こりに効果的なツボは、ママ自身では届かないところだったりしますので、無理せずパートナーにお灸やマッサージなどしてもらうとよいでしょう。
肩・肩甲骨周りでオススメのツボはこちらとこちらをご覧ください。
参考:マタニティサイト「ニンプス」
授乳中の方のために、おっぱいのことを考えてブレンドされたハーブティーです。
緑茶のような味わいで飲みやすく、ラズベリーリーフやフェンネルなどの和漢植物が持つ自然の力を借りて、心身の巡りを整え、トラブルのない快適な母乳育児をサポートいたします。
以上、母乳トラブルについてお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
乳腺炎などになってしまうとママも赤ちゃんも辛いので早めのケアがオススメです。
お身体の状態は当然個人差がありますので、ご不安なことや分からないことがございましたらどうぞお気軽にご相談くださいませ。