お腹の赤ちゃんとのコミュニケーション術 – 天使のたまご

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2019.10.17

マタニティ 産婦人科医 竹内正人先生 赤ちゃん

お腹の赤ちゃんとのコミュニケーション術

お腹の赤ちゃんとのコミュニケーション術

妊娠が発覚したと同時に、あなたには守るべき大切な命が増えたことになります。
体だけでなく、心も共有しているので、妊婦さんの精神状態が不安定ならば、お腹の赤ちゃんも不安な状態なのです。

まず、親子の絆を育むためには、お腹の中で生きている我が子に語りかけてみてください。
積極的にコミュニケーションを取ることで、赤ちゃんも幸せな感情を抱き成長していくことでしょう。
これから、お腹の中の赤ちゃんとコミュニケーションを取るためのポイントについて紹介するのでご参考にしてください。

1、頭の位置を確認する

妊娠7ヶ月を過ぎると、胎児の向きが大体分かるようになります。
ママの声が届きやすいように頭がどこにあるのか確認し、頭の方向に向かって語りかけることでより赤ちゃんにも伝わるでしょう。

2、ゆっくりと少し大きな声で語りかける

赤ちゃんは、子宮の中で羊水に浮かんでおり未熟な状態ですので、ゆっくりとした口調で語りかけましょう。
また、お腹の中には、さまざまな体の器官が動いておりますので、赤ちゃんまで届くように少し大きめの声を出して話してください。
この時、口を大きく開けて一語一語分けて話すと、赤ちゃんにもしっかりと伝わることでしょう。

3、愛情を込めて話す

棒読みで話す会話と感情を込めて話す会話では、伝わり方が全然違うものです。
たとえ、赤ちゃんから話す能力がないとしても、愛情のエネルギーはきっと伝わっています。
両親からの愛情を受けて育った赤ちゃんは、情緒豊かな子に成長していくことでしょう。

しかし、長時間にわたり語り続けていると、お腹の中の赤ちゃんも疲れてしまいます。
ゆっくりと休ませるためにも、音楽を聞いてリラックスをする、睡眠を取るなどの休息時間を作るようにしましょう。

この記事の監修ドクター 
竹内 正人 先生
学生時代より世界諸国を放浪。“Accept&Start”をテーマに、より優しい「生まれる」「生きる」をめざして、今も世界を旅しながら、地域、国、医療の枠をこえ、さまざまな取り組みを展開している行動派産科医。著書・監修書多数。