こんにちは!自由が丘院から掛川です
さて。本日で妊娠中に気を付けないといけない感染症シリーズは最後になります。
麻疹のお話。
麻疹は比較的有名かなと思われます。
子供のかかる病気として有名ですが大人でもかかる場合があり、子供より重篤化する可能性が高くあります。
(特に1990年4月2日以前に生まれた方は定期予防接種をされていない方もいらっしゃるので子供の頃かかった覚えがない方は注意が必要です)
症状はどんなもの?
8~18(平均14日)日の潜伏期間を経て、カタル症状が現れる「カタル期」に入ります。
症状としては、
38度ほどの発熱、咳、鼻水、くしゃみなどといった風邪に似た症状、目ヤニや充血といった結膜炎症状、目ヤニや充血が現れ、それらが次第に強くなってまいります。
また、口の中の頬の裏側にコプリック班と呼ばれる白いプツプツも現れます。
その後、熱は一旦下がりますが、
すぐに39度以上の高熱、赤い発疹が現れ、「発疹期」に移行します。
発疹は顏や首から始まり、次第に全身に広がってまいります。
そうしてやっと熱が下がり始め、全身の症状が回復していく「回復期」。
発疹も次第に茶色く色素沈着していき数週間で消えてまいります。
こういった流れで回復してもらえれば安心です
ですが先ほど述べた通り、大人がかかった場合は重篤化する恐れがあります。
理由としては麻疹に感染すると細菌やウイルスに対する抵抗力が落ちるので感染症や肺炎、中耳炎などを誘発する可能性が高まるからです。
麻疹を発症した方の3割の方が何らかの合併症を引き起こすとも言われております
妊婦さん注意して!
風疹(http://tenshinotamago.com/blog/?p=11917)と違い、麻疹の場合は妊娠中にかかってもお腹の赤ちゃんに先天性の奇形が現れることは少ないといわれております。
ですが。
早産や流産のリスクが高くなるのです
対策はどうすれば…?!
麻疹はウイルス感染でウイルスの中で最も感染力が強いといわれております
感染経路は
飛沫感染(咳やくしゃみ)
空気感染(空気中に漂う咳やくしゃみの水分が蒸発して乾燥したもの)
接触感染(ウイルスが付着した物体に触れた手指、口からの摂取)
などがございます。
予防としては手洗いうがいはもちろんですが、一番はワクチン接種です
自分は大丈夫、なんて思われる方、油断は禁物です
子供の頃麻疹にかかったことがない、ワクチン接種していない、
という方はぜひワクチン接種をしましょう!
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